メニュー

神経発達症

[2025.07.15]

個性と才能を理解し、共に歩む 神経発達症について

 

この世には多様な個性を持つ人々が生活しています。その多様性の一つとして、近年注目されているのが「神経発達症」です。発達障害という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、より包括的な概念として神経発達症が用いられるようになってきています。

神経発達症

脳機能の発達に関わるいくつかの特性によって特徴づけられる一群の状態です。生まれつきの特性であり、育て方や環境によるものではありません。主なものとして、コミュニケーションや対人関係における特徴を持つ「自閉スペクトラム症(ASD)」、注意散漫さや衝動性などが特徴の「注意欠如・多動症(ADHD)」、学習における困難さが現れる「限局性学習症(SLD)」、運動の協調性に困難が見られる「発達性協調運動症(DCD)」などがあります。

神経発達症のある方は、特定の分野で優れた才能を発揮することがあります。例えば、自閉スペクトラム症の方には、細部に注意を払い、論理的に思考する力に長けている方がいます。注意欠如・多動症の方には、素早い発想力や行動力、エネルギッシュな側面が見られることがあります。

ただ、一方で、社会生活を送る上で困難さを感じる場面も少なくありません。コミュニケーションパターンの違いから誤解が生じたり、感覚の過敏さから日常生活に困難を感じたり、感情のコントロールが苦手なために人間関係で問題が発生したりすることもあります。また、周囲の環境の変化に敏感で、ストレスを感じやすいといった特性を持つ方もいます。

大切なのは、神経発達症を「障害」として否定的に捉えるのではなく、その人の持つ個性や才能として理解し、能力を最大限に活かせるような支援を提供していくことです。早期からの適切な支援によって、困り事を軽減し、その人らしい自己実現を目指すことができます。

当院では、神経発達症の診断から治療まで行っています。専門の医師による丁寧な診察と心理的評価を行い、それぞれの特性や困り事を詳細に把握します。その上で、薬物療法だけでなく、ご希望の方には問題への対処法を学ぶカウンセリング等の個別支援を受けていただくこともできます。

もし、ご自身で気になることがあれば当院にお気軽にご相談ください。                

簡易検査(保険)、発達心理検査(自費・詳細な検査結果レポート有)を行っていますので、ご興味があれば診察の中でお尋ねください。

心理検査について詳しくはこちら

心理検査レポート

 

 

 

 

 

 

 

 

当院では、15歳以上の患者様の神経発達症治療をおこなっております。診療は予約制となっております。詳しくは以下のページをご参照ください。
初診・再初診のご予約方法、診療の流れ

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME