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ほうきに乗ってとんでいってしまった

[2024.04.17]

 もうほとんど忘れていたんじゃないかと思うくらい、久しぶりにブログを更新します。

 

 当院カウンセラーの黒田律子氏が2024年4月10日 深夜に永眠されました。
ご家族に見守られ眠るような安らかな最期だったそうです。

 

 ご病気で2023年12月に治療に専念されるため退職されましたが、
ご自身の回復を信じて死の間際まで患者様のことで思いを巡らせておられました。
 
退職されるときには、
「治療が中断してしまった患者様お一人ずつに病床でお手紙を書いています、
時間がかかるけれど待ってもらってくださいと」とお話されていました。
 
病勢強く思いがけない早さで旅立たれましたが、
道半ばで患者様を残していかれるのは本当に心残りだったと思います。

 

 黒田氏にかかると長年のトラウマが数回のカウンセリングですっとよくなることがあって、
魔法をつかったのかしら?と思うこともありました。

 

 退職されたときに患者様が、
「黒田先生は魔女だからほうきに乗ってとんでっちゃったんですね」とおっしゃったのですが、
本当にそうなのかもしれません。

 

 生涯をかけて患者様の幸せのために情熱を注がれ、
当院でも多くの患者様の心に温かさと希望をもたらしてくださいました。
本当にありがとうございました。

 

 これからも患者様の心の中で生き続けて、迷ったときには励ましてほしいと願っています。

 

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