うつ・適応障害の治療
うつ病、適応障害の主な症状
- 疲れやすく、身体がだるい
- 集中力が低下し、ミスが多くなってしまう
- 何日も気分が落ち込む
- もうだめだと考えて、自分を責め続け、死にたくなる
- 眠れない(寝付きが悪い 途中で目が覚める 朝早く目が覚める)
- 寝過ぎてしまう
- 何を食べてもおいしいと思えない、食欲が無い
- 普段は当たり前の様に出来ていた事や、趣味などが出来なくなってしまう
- 人の話が理解できなくなってしまう
- 何回読んでも文章が頭にはいってこない
- 思考力や判断力が落ち、考えがまとまらず、物事が前に進まない、決められない
- 性欲や異性への興味が無くなる
- 身体症状(動悸、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、口が渇く、下痢、便秘、胃腸不振など)
- 体の痛み(腰痛、頭痛)
適応障害とうつ病の違い
症状は似ていますが、適応障害はその原因がはっきりしています。
適応障害とは、ある生活の変化や出来事がその人にとって重大で、普段の生活がおくれないほど抑うつ気分、不安や心配が強く、それが明らかに正常の範囲を逸脱している状態です。
うつ病の治療
うつ病は元気のなくなっている状態なので、まず休養をおすすめします。典型的なうつ病には薬物療法が効果的なので症状によって必要と判断したときは内服をお勧めします。
薬物治療で回復した後、再発しにくくなるようにカウンセリング、リラクゼーショントレーニングなどをその方の症状に合わせて治療法を組み合わせていきます。
回復の段階に応じて治療内容は変わっていきますので、よく相談しながら進めて参ります。
適応障害の治療
ストレスの元となっているものをみつけて、難しい人間関係から離れるなど環境調整のお手伝いをします。家族など簡単に離れることのできない関係もありますので、調整をしながら同時に適応力を高める心理療法を勧めることがあります。不安や不眠に対しては薬を補助的に使っていきます。