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精神分析的精神療法

精神分析的精神療法とは、S.フロイトが創始した精神分析の治療理論に基づいて心の問題を理解していく精神療法です。

カウンセリング概要

カウンセラー(担当曜日): 樋口健治(火・金)、大武聡美(木・土)

 費用: 11000円~13200円/50分 

 カウンセリング推奨頻度:※週1回

 ※実際にはカウンセリングの進み方によって異なるので目安です

精神分析的心理療法がめざすこと

自己理解と無意識からの解放を目指します。

 精神分析の理論は、人は心の中の無意識の部分に大きな影響を受けていると考えます。頭ではわかっているのにどうしようもない、いつも同じところでつまずいてしまう、なぜだかわからないけれどなんだか辛い・・・ そういった、自分では気づいていない無意識も含めた自分自身を理解していくことで、自分を捉えていた枷から自由になり、生き生きとした人生を歩んでいくことをめざしています。

治療の実際

精神を分析?と聞くと、カウンセラーが心を分析して、無意識について教えてくれて、治してくれるのではないかと考える方がいるようですが、そうではありません。

 実際には自分でも気づいていない葛藤や不安が隠された無意識を明らかにし、それがもつ意味を腑に落ちる形で理解することが重要になるため、ある程度の時間がかかります。また自分自身を深く知りたいという気持ちを持ち続けることがとても大切になります。

 治療を始める前には、数回にわたってアセスメント面接を行い、今の心の状態やこれまでの生活や対人関係のあり方、心の中のことを話す力などを検討します。不安や葛藤に触れていくことになりますので、一時的に症状が重くなることがありますので、治療導入のふさわしいタイミングについては主治医や担当カウンセラーとよく相談して始めることになります。

 自由連想法という方法を用い、思いつくまま心に浮かぶすべての事を話してもらいます。しばらくすると自分でも思いもよらない考えが浮かんだり、なんだか気持ちがざわついたり。時には何も浮かばなかったり、カウンセリングが嫌になってしまったり。そうしたことがなぜ起こるのかさらに考えていくことで少しずつ無意識に近づいていきます。

 カウンセラーも話を伺いながら感じたことや考えたことを伝え返し、さらに考えを深めてもらう…この過程を繰り返していくことで自分自身を深く深く知っていきます。

事例

 Aさんは対人関係において「いい人であろう」としすぎていつも本当の自分の気持ちが出せず苦しいと感じていました。友達といても気持ちが休まらず、人付き合いに疲れ果ててしまいました。学生時代の恩師に相談したところ、カウンセリングを勧められて、治療を始めることにしました。

 Aさんは、厳しい親の下で、不満を口にすることは良くないことだと思って育ちました。カウンセリングではカウンセラーが「誰にも遠慮せずに嫌なことも自由に話すしてくださいね」と言いますが、「不満を口にすることは良くない」と思い込んでいるので、うっかり不満を口にすると、カウンセラーが不機嫌になったように感じて「いい人」のように振る舞ってしまいました。

カウンセラーは、治療場面では安心して何をお話してもいいですよ、と改めて伝えてAさんと自分の間で起きていることの解釈-親を不機嫌にさせる不安が無意識に他の対人関係にも影響しているということ-を伝えて、不満に感じる場面ではAさんは本当はどのような気持ちなのかを聞いていきます。

 初めは小さな小さな不満を口にしていたAさんですが、カウンセリングのあらゆる場面で、不満を伝えても受容される、という経験を繰り返すことになり、段々本当に自分の気持ちに気づいていきました。本当は断りたい仕事があったこと、親にもっと甘えたかったこと…。

 不満を口にしても相手(カウンセラー)が不機嫌にならないことを身を以て体感することで、自分の自然な気持ちに気づいたり、人の不機嫌さに怯えず、自由に振る舞えるようになっていきました。

~結び~

ぜひ、じっくりと自分自身と向き合い、これまでの人生を振り返り、これからの行く末に思いを巡らす、静かで濃密な時間を過ごしてみてください。より豊かな感覚で、自分の人生を眺めることができるようになると思います。

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