家族療法
当院では家族療法カウンセリングを受けて頂くことができます。ただし同時にカウンセリングを受けられる方はスペースや時間の都合上お二人までになります。
家族療法とは
「家」や「家族」の問題、親子関係、夫婦関係といった関係性の中で生じている問題をテーマに、カウンセラーが家族それぞれのパワーや資質を引き出しながらカウンセリングして参ります。
家族療法はこんな考え方にもとづいています
家族メンバーが主人公です、一緒にチームでやっていきましょう
家族のパワー・資質(良い資源)を使ったり・探していきましょう
誰か大切な人と一緒に何かをすることはそれ自体にパワーがあります。それは家族にとっての問題が起きている時も同様です。だからこそ、家族メンバーそれぞれが主人公なのです。
そして、問題解決をする過程を経ていくことで家族としての絆も強めていくことができます。
家族には必ずパワーや資質(良い資源)があります。
問題が起こっている時には発揮しにくかったり、「何もない」ように感じられるかもしれませんが、カウンセラーとともに、気づいたり探したりしながら、問題解決へ近づいていきましょう。
『三矢の教え』~1本の矢だと簡単に折れるけど、3本だと折りにくくなる
病床の毛利元就が、家督を継いだ孫と2人の息子にそれぞれ矢を渡し矢を折らせると、たやすく折れた、しかし「3本まとめてならばなかなか折ることができない」ことを示し、3人で力を合わせてやっていくようにと言葉を遺した逸話です。
同じ物事でも、人が違えば、その人が見えている見方があるはずです。また、人それぞれ得意なことも違っております。色々な見方や得意なことを家族で集めることで、問題解決への糸口や家族が持っているパワーや資質(良い資源)の糸口になります。
自分も相手も大切にするコミュニケーション
家族内の対人の関係性で問題が起こっていると、コミュニケーションを取りにくくなることが多くなります。この時無理にコミュニケーションを取ると、結局は嫌な気持ちで終わってしまいます。このようなことが続くと、どうせ話しても無駄だと思ってしまって、コミュニケーション自体が無い状態になってしまいます。
カウンセリングでは、相手も自分も大事にしながら、必要なことをつたえていく方法をお伝えしていきます。