女性更年期障害
こんな症状があったら要注意!
□40~50代の女性である □頭痛、肩こり、めまいがある □よく眠れない
□のぼせ、汗 □気持ちが落ち込む □疲れやすい、体がだるい
目次 1.SMIスコアでチェック 2.女性更年期障害の症状 3.女性更年期障害に対してできること 4.治療 |
1.SMIスコアでチェック
更年期はすべての女性が閉経前後に通る人生の重要なターニングポイントです。
この重要なターニングポイントを迎えた40代~50代の女性には、日常生活に支障をきたす多様な症状が出ることがあります。こういった多彩な症状を「更年期障害」と呼びます。症状は200〜300種類もあるといわれ、一人ひとり症状や重症度が異なり、個人差が大きいことが特徴です。
どのような変化にも心と体はエネルギー必要とします。女の子から大人の女性へと成長するときもダイナミックな身体の変化に伴いストレスがかかっていたように、更年期はそれと同じくらいかそれ以上の大きなストレスがかかります。ホルモンバランスや加齢といった生物学的な変化だけではなく、この年代はご自分の一人のことではなく、閉じる役割、新しく引き受ける役割など家庭や社会での役割の変化等様々な心身の負担がかかります。
2.女性更年期障害の症状
ホットフラッシュやのぼせが有名ですが、日本人女性にはそれほど目立たず、頭痛、肩こり、疲れやすさ、やる気のでなさ、など体の痛みや、不調、気分の落ち込みなどのメンタル不調が目立つこともあります。
血管運動神経症状
ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)発汗。
体温調節のできない不快さで自信を失ったり、今までかかなかったところに汗をかくようになり、汗が匂うのではないかと、人との付き合いが億劫になる方もいらっしゃいます。
精神症状
気分の落ち込み 涙がでてしまう 不安、情緒不安定など
身体症状
頭痛、腰痛、関節痛、動悸 手足の冷え 肩こり 体のだるさ 外陰部の乾き
外陰部の乾きについてはホルモン療法が効果的です。婦人科受診をお勧めします。
3.女性更年期障害に対してできること
更年期は女性の人生の重要なターニングポイントの1つです。ホルモンバランスをはじめとした身体、家庭内の人間関係の変化、社会的にも様々な変化があります。
体のケアとこころのケア
40代~50代はそもそもストレスフルなステージを歩んでいることを知って不安になりすぎないことが大切です。適度な運動をすること、バランスのよい食事をとること、十分な睡眠をとること、こういったことを心にとめて健康な体を保つようにすることで症状が軽くなります。
また、すべての女性が通るもの、と知るだけで楽になりますので、運動、食事、睡眠など体にいい環境を整えながら、ゆったり受けとめるようにしましょう。
周りの方の理解も大切
ご家族やパートナーなど周囲の方は、この大変なステージを歩んでいることを理解して温かく見守ってください。「つらい」ということに対して共感するだけでも、更年期のつらい症状をご自身の力で乗り越えることができるかもしれません。
4.治療法
更年期障害は症状が多彩なため、当院では生活習慣などを確認しながら、薬物療法とカウンセリング(自費)を組み合わせて治療を行うことをお勧めしています。
薬物療法
当院の薬物療法は主に漢方薬、抗不安薬、抗うつ薬などを使用します。気持ちの落ち込み、不眠、倦怠感などの症状が心療内科の薬だけで改善することは珍しくありませんので、どうぞご相談ください。
プラセンタ療法(保険、自費)
45~59歳の更年期障害の女性の治療としてプラセンタ療法の保険適用が認められています。
当院でもプラセンタ注射を受けて頂けるようになりました。
推奨される治療頻度や量についてはご相談ください。詳しくはこちらをご覧ください。
カウンセリング(自費)
カウンセリングは薬だけでは改善に時間がかかる方や、ご自分を取り巻く環境を見つめ直したい方にお勧めしています。カウンセラーが、いま抱えていらっしゃる家族、仕事、生活、介護、お子様の受験、人間関係などのストレスをお伺いし、一緒に一つ一つをひもときながら、少しでも楽にすごせるようサポートします。
初診のご予約方法・診療の流れ
当院では、
・心療内科・精神科
・カウンセリング
・ヘルスケア治療(美容・健康)
を診療の3本柱としており、すべて完全予約制となっております。
ご予約がないとご来院いただいても長時間お待ちいただくか、
場合によっては、大変心苦しいのですがお断りすることもございます。
再診の方も完全予約制となっております。
*カウンセリングをご希望の方もまず心療内科・精神科の受診が必要となります。
*ヘルスケア治療は精神科・心療内科への受診なく受けて頂けます。
健康・美容の維持 増進のためにヘルスケア(注射、点滴、サプリメントなど)をご利用ください。
現在、当院ではウェブ予約と電話予約にてご予約を承っておりますが、
皆様に快適にご利用いただくため、ご予約の際は以下をご確認いただきますようお願い申し上げます。
①ウェブ予約または*お電話にてご予約ください。 ②ウェブ問診票へのご入力をお願いいたします(ご予約日の3日前~ご来院前までに入力)。 ③ご予約日の数日前に、クリニックからリマインドのお電話をさせていただきます。 |
①ウェブ予約、*電話予約
ウェブからご予約ください。
<*電話予約について>
■心療内科・精神科の初診
近日中に空き枠がある場合や、急なキャンセルが生じた場合は、
ホームページ トップ画面を開くと表示されるポップアップ「【初診のご予約】空き状況についてのお知らせ」に随時掲載いたします。
掲載を見て初診のご予約をされる方はお電話でご連絡ください。
■ご不明な点がある方もお電話にてお問合せください。
☎03-5798-3458
②ウェブ問診票の入力
ご予約をお取りいただいた後に、ご自宅にてウェブ問診票の入力にご協力ください。
直近のご様子をお伺いしたいので、
ご予約日の3日前~ご来院前までに問診票のご入力をお願いいたします。
*ウェブ問診票から予約はお取りできません。
*ウェブ問診票を入力された方は、受付で必ず「問診票入力済み」とお伝えください。
③リマインドのご連絡と自動キャンセルについて
ご予約日の数日前になりましたら、クリニックから確認のお電話をさせていただきます。
☎03-5798-3458
2回お電話しても繋がらず、ご予約日前日の15時まで*に折り返しのお電話がない場合は、おそれいりますが自動的にキャンセルとさせていただきます。
(*ご予約日前日が休診日の場合は、休診日前日の15時までに折り返しのお電話がない場合、自動キャンセル)
より多くの患者様に診察をお受けいただくために、皆様のご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
心療内科・精神科/カウンセリング |
15歳以上の方 *中学生、高校生の受診は必ず本人の来院意志を確認してからのご予約をお願いいたします。 |
ヘルスケア治療(健康・美容) |
20歳以上の方 |
診察内容によって変わりますが、初めてのご来院の場合は、心理検査や血液検査等を含めておおよそ2時間くらいが目安とお考えいただければ幸いです。
時間に余裕を持ってお越しください。
待ち時間に外出をご希望の方はコンシェルジュにお声がけください。
■心療内科・精神科/カウンセリングについて ▶当院では治療の難しい方 ▪依存症(アルコール、薬物等)
|
■ヘルスケア治療(健康・美容)について *保険適用のある疾患(慢性肝疾患による肝障害、更年期障害、乳汁分泌不全)でプラセンタ注射をする場合、 |
診療の流れ、料金 等の詳細はこちらをご覧ください。
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執筆・監修
こちらの記事は、下記の精神科医が執筆・監修しております。
興梠真紀(こうろ まき)
- 役職:東京はなクリニック院長
- 資格:精神保健指定医/日本精神神経学会認定専門医/日本医師会認定産業医/労働衛生コンサルタント
- 学会:日本精神神経学会