ラエンネック・メルスモンの違い
ラエンネックのほうがメルスモンよりも酸性度が高いため、やや注射時の痛みが強いというデメリットがあります。メルスモンはPHが中性近く、ベンジルアルコールという痛み止めの成分が含まれているため、注射時の痛みが少ないというメリットがあります。痛みに弱い方へはメルスモンを、そうでない方へは胎盤エキスの含有量が多いラエンネックをお勧めしています。
添加物として、ラエンネックにはPH調整剤と、製造工程中に使われているペプシンや乳糖が含まれています。メルスモンには添加物としてベンジルアルコールが0.03 ml含まれています。体質的にこれらの添加物にアレルギー反応を起こす方がいますので、痒みや発疹などが出現した場合は薬剤を変えた方がよいでしょう。
また、ごく稀にラエンネックで頭痛が起きることがあり、その場合はメルスモンへ変更します。逆に、メルスモンで眠気が強く起こるといった場合には、ラエンネックへ変更します。
途中で薬剤変更のご希望がありましたら、ご相談ください。